WBAに所属するMFフレッチャー【写真:Getty Images】
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)に所属するスコットランド代表のMFダレン・フレッチャーが、古巣マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイ・ファン・ハール監督にトップ4争いだけでは不十分だと警鐘を鳴らしている。
ユナイテッドは2日に行われたプレミアリーグ第35節でWBAと対戦。チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて弾みをつけたかったが、ボールを支配しつつも決定力を欠き、ホームで格下のWBAに0-1で敗れる失態を演じてしまった。
英紙『マンチェスター・イブニング』では、20年間在籍した古巣クラブとの初対戦を終えたフレッチャーが「ユナイテッドが今季掲げた目標はトップ4。それが現実的だと思う。ただし、チャンピオンズリーグ出場権がゴールと言えるのは1シーズンだけだ。
彼らが4位以内に入ることは十分に可能だと思う。だが、来季はプレミアリーグのタイトルに挑戦しなければならない。ユナイテッドのファンはそれを期待しているし、クラブは本来そうあるべきだからね。
私はトップ4で満足という考えは大嫌いだ。しかし、1年ならファンも受け入れられるだろう。その後は優勝しかない。ユナイテッドが4位以内を目指すだけというのは論外だ。ただ、夏になれば補強に投資するだろう。指揮官がうまくチームをまとめれば問題ないと思う」と辛口なエールを送っている。
また、半年間だけ共に戦ったファン・ハール監督については「短い期間だったが、多くを学ぶことができた。彼はイングランドフットボールに適応している段階であり、チームも彼のやり方に慣れているところだと思う。プレミアは他と比べて難しいリーグだということも理解してきている。その経験によってユナイテッドが来シーズン飛躍することを願っているよ」とコメントした。
WBAは勝ち点を40に伸ばし、残留に大きく前進。一方、3試合連続無得点で3連敗となったユナイテッドは、5位リバプールとのポイント差が4に縮まっている。
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