バイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキがチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のアウェイ、バルセロナ戦で復帰する可能性が出てきた。現地時間3日のブンデスリーガ公式サイトが伝えている。
レバンドフスキは、先月28日に行われたDFBポカール(ドイツカップ)準決勝のボルシア・ドルトムント戦で、相手と接触し頭部を強打。脳しんとうを起こし、試合後に病院へと搬送されている。翌日には、鼻骨と上あごの骨折と多少の脳しんとうの症状が残っていると診断され、復帰時期は明かされていなかった。
29日のラジオ番組『B5 アクトゥエル』では、カール=ハインツ・ルンメニゲCEOはバルセロナでの試合出場について明かしており、フェイスガード着用で復帰する可能性を示唆していた。
レバンドフスキ自身も「カンプノウでプレーするにはまだ数日ある。そこに向けて全力を尽くすだけだ」とコメントし、3日午後には、自身の『ツイッター』で、フェイスガードが完成し、着用している写真を掲載している。そして「準備は整った!」と、出場意欲満々の様子。
しかし、マティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)は2日行われたレバークーゼン戦後に「医者と選手、もちろんマスクも含めて決定することだ。一つ明らかなのは、健康と引き換えに試合に出るほど重要視することはできない」と、リスクを犯して出場させる必要性に疑問を呈している。
それでも、主力を休ませ、レバンドフスキを欠いたバイエルンは、レバークーゼンに0-2の敗戦。MFアリエン・ロッベンは今季絶望となっており、今季のチーム得点数1、2位の選手を欠くことは大きな痛手となる。
リーグを制覇したバイエルンにとって、CLが最後のタイトルとなっており、決勝の舞台ベルリンは”ホーム”なだけに是非進んでおきたいところ。
これ以上負傷者を出すわけにはいかないが、レバンドフスキが抜ける穴が大きいのは事実。最終的な判断はどのように下されるのか注目される。
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