明治安田生命J2リーグ第11節が3日に行われ、コンサドーレ札幌はジュビロ磐田を3-0で下した。
立ち上がりから試合の主導権を握って首位を走る磐田相手に3点を先行した札幌は、82分にニウドに代えてイルファンを投入する。
今季ヴァンフォーレ甲府から加わったインドネシア代表のイルファンは、札幌での公式戦初出場。さらにインドネシア人選手として初のリーグ戦出場を果たした。
軽快な動きで勝利に貢献したイルファンは試合後、「Jリーグ初出場は大変幸せで、素晴らしいサポーターの前でプレーできて満足しています。小さなステップですが、今後の糧にしていきたいです」とデビューの喜びを語っている。
また、「インドネシアや北海道のファン、そして多くの子どもたちのためにもっと頑張っていきたいです。インドネシアの子どもたちにJリーグでプレーするチャンスを与えたいと思います」と今後に向けて意気込み、未来へ向けて気持ちを新たにした。
イルファンのデビューを札幌の野々村芳和社長も喜んでいる。「インドネシアの選手がJリーグで初めてプレーできたこと、それも我々コンサドーレ札幌の勝利に貢献してくれたことを大変嬉しく思う」とコメントし、その努力を称えた。
さらに野々村社長は「メンタリティ、スピードなどポテンシャルは高く、もっともっと期待できます。アジアサッカーのために頑張ってほしいと思います」とイルファンへの期待を述べている。
6試合負けなしで6位に浮上した札幌にとって、新たに戦力となる選手を発見できたことは大きな収穫となる。アジアサッカー界の未来を背負うイルファンのさらなる活躍に注目だ。
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