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諦めないアンチェロッティ監督「最後に捨てる物は希望だけ」

text by 編集部 photo by Getty Images

諦めないアンチェロッティ監督「最後に捨てる物は希望だけ」
カルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】

 リーガエスパニョーラの第35節が現地時間2日に行われ、レアル・マドリーはアウェイでセビージャと対戦して2-3で勝利した。

 対戦相手セビージャのウナイ・エメリ監督は、味方選手が負傷した際に選手交代を急がなかったため、10人でプレーせざるをえなくなって最初の2失点を許したことを批判されている。

 しかしマドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で「とてもよく戦い、インテンシティのあるチームだった。10人でプレーしていたが、相手監督からのプレゼントではないと思う」と、エメリ監督の判断を尊重した。

 また、5日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ユベントス戦で再びDFセルヒオ・ラモスを中盤で起用する可能性について「あのポジションに慣れているとは言わないが、彼の強い個性によってどこでもプレーできる」と説明し、采配に自信をのぞかせる。

 さらに、後半で2週間ぶりに復帰したFWガレス・ベイルと回復中のFWカリム・ベンゼマについて「ここ2日間は様子を見ねばならない。ベイルが問題なければ重要な選手を1人取り戻すことになるし、カリムも復帰できるよう願うよ」と付け加えた。

 マドリーがプレーする前に0-8でコルドバに勝利したバルセロナに関して「それほどゴールを決められることには驚かないが、我々がグラナダに9-1で勝った時のように8点差で1回勝つより1点差で9回勝った方がいい」と述べ、ライバルをけん制する。

 リーガ優勝に向けて「最後に捨てる物は希望だけ。我々は残り3試合に勝ち、やるべきことをやるだけだ」と、まだあきらめていない様子のアンチェロッティ監督。CLも含めて最終盤にかけて過密日程が続くが、主力の復帰や絶好調のエースらの力で逆転優勝を狙っている。

【了】

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