スターリング(右)の残留を望むロジャース監督【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのリバプールを率いるブレンダン・ロジャース監督は、去就問題に揺れるFWラヒーム・スターリングの残留に自信をもっているようだ。
20歳のスターリングは、リバプールの契約延長オファーを固辞したあと、クラブの許可を得ずに英メディア『BBC』のインタビューで「もっと高いレベルでプレーしたい」と移籍を示唆したことが波紋を呼んだ。尚、クラブはリーグ34節終了時点でチャンピオンズリーグ出場圏内に勝ち点7差と厳しい状況が続いている。
英紙『デイリー・ミラー』でロジャース監督は「我々は最近何度か話し合いをしてきた。ラヒームは私の自宅にも訪れ、個人的な会話もしている。まだ若いため、フットボールのこと以外にも、人生の幸福についても語ったりした。リバプールは彼にとって良い環境だと思う。
批判されていた時期に比べると、だいぶ落ち着いて話ができる状態になってきた。我々は話し合いを快適に進められている。これはラヒームの将来がかかった重要な決断だ。彼が成長できる道筋を示す必要がある。
クラブはラヒームの代理人と再び交渉を開始する。そして、我々のメッセージをしっかりと伝えるつもりだ。より高いレベルでプレーし、トロフィーを掲げたい気持ちも理解できる。だが、試合に出場して成し遂げることが重要なんだ」と残留を望む心境を語った。
スターリングには、チャンピオンズリーグ出場圏内を争うプレミア4チームの他に、レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘンなども関心を示している。果たして指揮官は同選手を説得することができるだろうか。
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