「会長になるために60・70歳まで待ち、なりふり構わぬ票集めは馬鹿げている」
ブラッター会長の地位を狙う挑戦者は、アリ王子、フィーゴ氏、マイケル・ファンプラーグ氏(オランダサッカー協会会長)と3名いるが、1998年以降FIFAの責任者を務めてきたスイス人を負かすチャンスを手にできるのは最終的に1名だけである。
3名から候補者を1人に絞り、その後ブラッター氏と決戦投票となる。
「実を言うと、何が起きるか予想できない。この世界では全てのことが起こり得る。将来のことなんて分からない」と、フィーゴ氏は語る。
「私が常に言っていることは、彼(ブラッター)が会長になるかどうかが問題ではなく、組織の重要性やフットボールの未来が論点であり、私の考えや若さも関係ない。FIFAの会長になるために60・70歳まで待つことや、なりふり構わず票を集めることは馬鹿げている」
そして最後にこう強調した。「FIFAの中に変化が必要だと感じるのであれば、誰もが立候補を考えると思う」
変革を願う声は切実だ。今後のサッカー界を左右するであろうFIFA会長選は5月に予定されている。
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