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会長選立候補のフィーゴ、非民主的なFIFAに憤慨。AFC総会でブラッター25分間演説も自身は発言許されず

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

「15億ユーロ(約2010億円)を内部保留している組織が団結しているとは思えない」

 AFCのFIFA理事選の投票方法が変更され、大韓サッカー協会(KFA)会長の鄭夢奎(チョン・モンギュ)氏は総会のあいだ落胆の色を隠さなかった。

 AFC会長に無投票で再任したシェイク・サルマン氏とAFC専務理事のダト・アレックス・スーセイ氏に異議を申し立てようとしたが、モンギュ氏は声明を出したければ事前に要請書を提出しなければならないとの理由で発言が認められなかった。

「総会は開かれた場だが、もしKFAの発言を認めれば、他の10ヶ国の連盟も同じことをする。我々には規律、相互理解、連帯意識が必要」と却下理由を説明した。

「全ての組織が透明かつ民主的であるべきだ。私が言いたいことはそれだけ」とアリ王子はその場面を振り返る。

 一方、フィーゴ氏は民主的という言葉に好意を抱き、非常に重要視している。

「美しい言葉だ。総会のあいだに何回も聞いた言葉だが、本当に実行しなければ意味はない」と強く語る。

「ほとんどの人間が団結の意味を熟知していない。この言葉も総会の中でたくさん耳にしたが、団結とは何か聞いてもいいかい? 15億ユーロ(約2010億円)を内部保留している組織が団結しているとは思えない。言うのは簡単だが、実際にそれを達成するのは難しい」

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