「田嶋さんがFIFA理事になることでJFAはさらに強固な組織になる」
アジア諸国にJFAが行ってきた事業は、理事の席を確保するのに重要だった。田嶋氏は、これらの努力を続けると同時にJFAに対する期待値が上昇することを予期している。
「日本はアジアサッカーの先導国であるため、多くの連盟メンバーがFIFA理事に就くべきだと主張していました。しかし、プレッシャーはあります。36票を得たことで責任は重くなり、世界中のサッカーの発展に奉仕するため懸命に働かなければなりません」
JFA会長の大仁邦彌氏も同様の意見を繰り返す。
「我々は今までもアジアの中で多くのことにトライし、感謝を受け取ってきました。我々も自分たちの可能性の大きさを感じていますし、これからもその期待に応えられるよう恥じない行動をしなければなりません。
田嶋さんはこの4年間でFIFA理事を目指すため個人的に多くの仕事を成し遂げてきました。それによって我々もアジア諸国から様々な支援を受け取りました。両方のことが当選を後押ししたのです。我々に対する責任はより大きくなっています」
JFA専務理事の原博実氏は、この結果が世界の中でJFAの存在感を高めることを期待している。
「小倉さんがFIFAに入ったとき、多くのことがもたらされました。特にアンダー世代に指導者を派遣することでアジア諸国との交流を増やせたことが高評価の理由だと思います。田嶋さんがFIFA理事になることでJFAはさらに強固な組織になるでしょう」
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