インターポールから手配書が出たフレディ・リンコン氏【写真:Getty Images】
元コロンビア代表MFで、イタリアのナポリ、スペインのレアル・マドリーでプレー経験もあるフレディ・リンコン氏に、インターポールから国際手配書が公開されていることが明らかになった。現地時間1日付けのドイツ紙『ビルド』をはじめ、各メディアが報じている。
リンコン氏にはマネーロンダリングや薬物による犯罪の容疑がかけられており、隣国であるパナマから捜査要請が出ていたようだ。
リンコン氏はコロンビア代表として1990年のイタリアW杯、1994年のアメリカW杯、1998年のフランスW杯と3度出場。クラブではパルメイラス、コリンチャンス、サントス、ナポリ、マドリーなどに在籍していた。
本人はこの容疑に対し、コロンビア誌『セマナ』で不当だと意見を述べ、「パナマは私に対する証拠を持っていない」と、コメント。
また、同氏は1度パナマでのことが原因で2007年にブラジルで逮捕され、懲役4ヶ月の実刑判決を受けている。そのことを引合いに出し、「ブラジルが私に対する捜査を中断していたとしてもだ」と、現在手配されることはおかしいと述べた。
リンコン氏は、ホンジュラス代表監督でコロンビア人のホルヘ・ルイス・ピント氏のアシスタントに就任するという噂も出ており、同氏は地元ラジオ局に現在の状況を隠すことなく報告。その話は認めている。
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