ナポリ戦での先発出場が予想されている本田圭佑【写真:Getty Images】
前節のセリエAでジェノア相手に1-3と大敗を喫したミラン。3日に行われるセリエA第34節では、強敵ナポリとアウェイで対戦する。
ジェノア戦後にはフィリッポ・インザーギ監督があと一歩で解任というところまで追い込まれた。それでも、フロントは今季いっぱいの続投を決断。チーム崩壊は免れた。
しかしながら、未だ株式売却問題が解決しないクラブは混乱の渦の中にいる。今季残り5試合をなんとかよい形で締めくくり、新体制がスタートするであろう2015-2016シーズンに繋げたいところだ。
日本代表FW本田圭佑はジェノア戦に引き続きナポリ戦でも右ウイングとして先発出場が予想されている。FWジェレミー・メネズ、DFフィリップ・メクセス、DFイグナツィオ・アバーテの主力3人を累積警告で欠くミランは非常に厳しい戦いを強いられることになる。
唯一の勝機はナポリがヨーロッパリーグ(EL)に力を集中させる可能性があることだ。30日に行われたセリエA・エンポリ戦で、2-4とまさかの大敗を喫したナポリはチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である3位へ入ることが難しくなった。現地では、EL一本に絞り同大会優勝によってCL出場権を獲得を狙った方がよいのではないかという声も強い。
後半戦のパフォーマンス低下によって、ファンとの関係に亀裂が生じているのではないかとみられている本田。ラスト5試合で自らの価値を示し、ミランの未来を背負うに相応しい存在と認めさせることはできるのだろうか。
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