チャンスをものすることが期待されるMF清武弘嗣【写真:Getty Images】
MF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファーは現地時間2日、アウェイでヴォルフスブルクと対戦する。
ハノーファーは13戦未勝利でタイフン・コルクト監督を解任。後任にミヒャエル・フロンツェック新監督が就任したが、流れを変えることは出来ず、前節もホッフェンハイムに敗れ14戦未勝利となってしまった。順位も勝ち点29で15位。降格圏内とは「1」差で苦しんでいる。
苦しい状況で迎えるのは、現在リーグ2位でミッドウィークには20年ぶりのDFBポカール(ドイツカップ)決勝進出を決めたヴォルフスブルク。難敵との一戦を前に30日発売のドイツ紙『キッカー』は、清武をキーマンに挙げている。
フロンツェック新監督の初陣となった前節では直前に風邪をひいてしまい、練習を休んでいたこともあってベンチ入りしたが出番は無かった清武。それだけではなく、清武のベストポジションをトップ下と考える同監督は、採用する4-2-3-1のシステムでトップ下の第一候補をキャプテンのラース・シュティンドルと考えている様子。
さらに、同紙は以前、風邪で出遅れた清武がポジションを失う可能性を示唆していた。
しかし、同節ではそのシュティンドルが累積警告で出場停止。そのため清武が代わりにトップ下に入ると予想している。
王者バイエルン・ミュンヘン相手に先制点を決めた試合では、同様にシュティンドルが出場停止だったためトップ下で出場。同紙ではそのことを引合いに出し、ヴォルフスブルク戦での活躍を期待している。
昨季もニュルンベルクで残留争いを強いられていた清武。ハノーファーに移籍した今季も期待されていた結果を残せず、本人もチームも苦しんでいる。残り試合も少ない中で、チャンスをものにし、チームを残留に導くことができるか注目される。
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