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ミスターBとミラン首脳陣の会談はポジティブな結果に。株式51%を662億円で準備完了

text by 編集部 photo by Getty Images

ミスターBとミラン首脳陣の会談はポジティブな結果に。株式51%を662億円で準備完了
ミラン買収に近づくビー・テチャウボン氏(左)【写真:Getty Images】

 ミランの株式売却の実現が近づいている。現地時間の29日に行なわれた、「ミスターB」ことタイ人資本家ビー・テチャウボン氏とミラン首脳陣との会談はポジティブな結果となったようだ。イタリア通信『アンサ』が報じている。

 テチャウボン氏はミランの株式51%を約5億ユーロ(約662億円)で買収するというオファーを、オーナーであるシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長(写真右男性)とその娘バルバラ・ベルルスコーニ(写真右女性)CEOに提案した。

 会合はポジティブな結果に終わったとみられており、今後ベルルスコーニ氏は一夜明けた後テチャウボン氏のオファーを受け入れるかどうかを決断する必要がある。テチャウボン氏以外にも香港の実業家であるリチャード・リー氏の中国投資グループも関心を示しており、こちらは株式60%を約6億ユーロ(約795億円)で買収する用意ができているという。

 テチャウボン氏は買収に必要な実務的な手続きを既にクリアしているとみられており、残すはベルルスコーニ氏の承諾のみという状況となっている。同名誉会長は金銭的に魅力的な中国投資グループへの売却を望んでいるとの見方もあるが、果たしてミランを買収するのはどちらになるのだろうか。

【了】

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