J1通算50点目を決めた工藤壮人【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ1stステージ第8節が29日に行われ、柏レイソルは川崎フロンターレを4-1で勝利した。
柏が誇るストライカーが躍動した。後半、工藤壮人はクロスに対して頭で合わせ、2点を叩きこんだ。試合後、殊勲の背番号9は「確実にチャンスは訪れると思っていたので、決め切れて良かった」と語った。
クロスボールへの入り方も完璧だった。自身2点目のシーンは、川崎のCBの間に走り込んで決めたもの。
「CBの特徴や癖を常に意識して観察していますし、今日のところもボールウォッチャーになってしまう部分があると思ったので、そこをうまく逆手に取りながらできた」と、相手との駆け引きを制したことが得点に繋がったと話した。
吉田達磨監督は「前半、収めなければいけないポイントでボールを失っていた。らしくないロストがあった」と指摘する。そこは反省材料ではあるが、「後半めげずにゴールで返すというところは工藤らしかった」と称賛した。
25歳未満でのJ1通算50ゴールを達成した。この記録については「もちろん意識していましたし、早く達成したいなと思っていた」という。それでも満足はしていない。
「取らないといけない場面で取れずにチームに迷惑をかけている部分もある。もっともっと決めて、次100点。そこに早く到達できるようにチームのために頑張っていきたい」
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