6人がFIFA理事に立候補。当選は3人
アジアサッカー連盟(AFC)に割り当てられた国際サッカー連盟(FIFA)理事を選出するAFC総会が30日、バーレーンの首都マナマで開催される。
改選枠は「3」で、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長以外に下記の5人が立候補している。
鄭夢奎(大韓サッカー協会会長)
ウォラウィ・マクディ(タイサッカー協会会長/現職FIFA理事)
トゥンク・アブドゥル・アフメド・シャー王子(マレーシアサッカー協会会長)
シェイク・アハマド王子(クウェート/アジアオリンピック評議会会長)
サイード・カリド・ハメド・アル・ブサイディ(オマーンサッカー協会会長)
最終的な選挙方法は総会の冒頭で決まるが、基本的には投票権をもつAFC加盟46協会が3名連記で投じ、上位2人が2015年からの4年任期、3番手が同2年任期のFIFA理事に任命される。
田嶋副会長は2011年1月にもFIFA理事選に出馬し、改選2枠で3番手に甘んじて落選している。同時にJFAの小倉純二会長(現名誉会長)が定年に伴ってFIFA理事を退職したため、以来、国際サッカー界の最高意思決定機関であるFIFA理事会において、日本サッカー界の意向を反映させる機会を失っていた。
FIFA理事の一人に日本人が名前を連ねる意義は何なのか。2002年から2期8年にわたってFIFA理事を務めた小倉名誉会長は「情報の量と伝達スピードがまったく異なる」と話したことがある。
代表的な例が2012年のロンドンオリンピックにおける大陸別の出場枠となる。アジアとアフリカの出場枠が北京オリンピックまでの「3」から「3.5」に増え、4位同士の国が大陸間プレーオフを実施。セネガルがオマーンを下して初出場を決めた。