EL出場に望みをかける日本人3選手【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ第30節が現地時間24日から26日に開催され、4試合を残してバイエルン・ミュンヘンの25回目の優勝と3連覇が決定した。
優勝チームは決まったものの、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権争いがまだ残されている。
しかし、同節の勝敗でCL出場権争いも2位から4位までの3チームに絞られてしまった。また、海外で最も日本人が所属しているリーグでもあるブンデスリーガだが、この結果で今季日本人の所属しているクラブの来季CL出場の可能性は消滅した。
29節終了時点で2位ヴォルフスブルク(勝ち点61)、3位レバークーゼン(54)、4位ボルシア・メンヒェングラッドバッハ(54)となっており、CL出場のラインは「54」。
日本人選手所属クラブで最高位はDF内田篤人の所属する5位シャルケ(42)。次いでMF香川真司の所属する9位ボルシア・ドルトムント(36)、MF乾貴士、長谷部誠の所属する10位フランクフルト(36)となっており、同節時点ではすでにシャルケしか可能性は残されていなかった。
翌30節でシャルケは敗戦、レバークーゼンが引き分け、ボルシアMGが勝利したことにより、順位は3位ボルシアMG(57)、4位レバークーゼン(55)となっている。シャルケは5位をキープしたものの勝ち点は「42」で変わらず。残り4試合を仮にシャルケが全勝し、レバークーゼンが全敗したとしても「55」に届くことはなく、CL出場の可能性はなくなった。
2011-12シーズンからドルトムントが4季連続、2012-13シーズンからはシャルケが3季連続でCLに出場していたが、来季は両クラブ共にELを狙うことになる。
ELに関してはDFBポカール(ドイツカップ)の結果次第となるが、出場可能な6位アウグスブルクの勝ち点は「42」であり、数字上では14位のフライブルクまで可能性が残されている。
また、28日と29日に行われるDFBポカールでバイエルンとヴォルフスブルクが決勝に進んだ場合は、リーグ7位にEL出場の権利が与えられることになり、最下位シュトゥットガルトを除く全クラブに可能性はまだ残されている。
また、ドルトムントが決勝に進み、ヴォルフスブルクと対戦することになった場合は、ドルトムントが6位以内でリーグを終えれば、同様の条件となる。
シーズンも終盤にきて、日本人所属クラブのCL出場の可能性が消滅してしまったことは残念ではあるが、彼らのEL出場権争いが注目される。
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