フランシス・コクラン【写真:Getty Images】
アーセナルの偉大なOBティエリ・アンリ氏が古巣に積極補強を訴えたことについて、同胞のフランシス・コクランが反論した。仏『ラジオ・モンテ・カルロ』が伝えている。
アンリ氏は英『スカイ・スポーツ』に対し、「トップレベルのストライカーが必要」と発言したが、コクランは全く同意しない。
「アンリは間違っている。ジルーは毎週ポテンシャルを見せているだろう。彼はアーセナルにふさわしいレベルのストライカーで、ともにタイトルを獲得できる」
チェルシーを引き合いに出して古巣の力不足を指摘したアンリ氏だが、コクランはシーズンが終わっていない段階で言うべきでないと噛みついた。
「よく走れていたからチェルシー戦の結果は残念だったが。だが今はあらゆる大会の最後に向けて集中している。リーグ残り試合すべてに勝利して2位を確保し、もちろんFA杯決勝に勝つこともね」
さらにコクランは「僕は自分のクオリティを疑っていないが、皆がチャンスはないというのなら僕たちが何をできるのかお見せしよう。そうすれば疑いも落ち着く」とつづけ、2季連続のタイトル獲得に向けてあくまで強気だ。
アーセナルはリーグ戦残り6試合で、ハル、スウォンジー、マンチェスター・ユナイテッド、サンダーランド、ウェストブロムウィッチと対戦する。そして閉幕の1週間後にFA杯決勝のアストン・ビラ戦だ。
比較的楽な相手ばかりだが、例年取りこぼしの多いアーセナルだけに油断はできない。アンリ氏とコクラン、相反する2つの意見はどちらが正しいのか、シーズン最後まで目が離せない。
【了】