リオネル・メッシ(左)とクリスティアーノ・ロナウド(右)【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナのアルゼンチン代表リオネル・メッシ。世界のトップを走り続ける2人だが、それゆえにどちらがNo.1かという議論も絶えない。
イギリスBBCは26日、ロナウドをマンチェスター・ユナイテッド時代に指導したサー・アレックス・ファーガソン氏のコメントを紹介した。
ファーガソン氏は世界最高のプレーヤーについて「多くの人はメッシと答えるね。そして誰も反論することはできない」とメッシの素晴らしさを認めている。しかしながら、同氏は「メッシはバルセロナのプレーヤーと感じるんだ」と、同選手の置かれた環境について言及した。
「ロナウドはミルウォールFC、クイーンズ・パーク・レンジャーズ、ドンカスター・ローヴァーズFC、どこででもプレーすることができる。そして、彼はどこでもハットトリックを決めるだろうね。メッシが同じことをできるとは私は思わない」
「ロナウドは両足を使うことができる。そして早く、空中戦も強い。勇気もあるね。もちろんメッシだって勇敢だ。ただ、私は彼をバルセロナの選手と考えてしまうんだ」
たしかにメッシはバルセロナのカンテラ(下部組織)出身で、キャリアの全てを同クラブで過ごしている。かつての10番ロナウジーニョが躍動していた期間を除けば、常にメッシを中心にチームが作られてきたといっても過言ではない。
環境を選ばず活躍し続けるロナウド。バルセロナというチームで最高の選手に育ったメッシ。両者のキャラクターの違いをファーガソンは指摘している。
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