好調ラツィオを率いるステーファノ・ピオーリ監督【写真:Getty Images】
ラツィオのステーファノ・ピオーリ監督は、ライバルたちの欧州での躍進を喜んでいる。イタリア紙『トゥット・スポルト』が報じた。
現在セリエAで2位と好調を維持するラツィオ。FWフェリペ・アンデルソンやDFステファン・デフライといった若手に加え、FWミロスラフ・クローゼやMFステーファノ・マウリらベテランがうまく融合されたチームを作り上げている。
今季2位でシーズンを終えることができれば、2007-2008シーズン以来8季ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得となる。ピオーリ監督は2位獲得については「実現できると思う」と自信を覗かせた。
「そのためには、今まで通りに自分たちを見つめる必要がある。1試合1試合を戦っていくことが重要だ。同じ道を進んでいかなければいけないね」
一方で、セリエAのライバルであるユベントスやナポリ、フィオレンティーナといったクラブは、今季ヨーロッパ大会で躍進を続けている。ユベントスはCL、フィオレンティーナとナポリはヨーロッパリーグ(EL)で、それぞれ準決勝に進出した。
これについてピオーリ監督は好意的に捉えているようだ。「彼らが準決勝に進んだことに満足しているよ」と語ると、「イタリアサッカーのレベルは上がっている」と主張した。
「このような強敵と戦えることはより満足感を高めてくれるね」
今季大ブレイクを果たしたアンデルソンが欧州ビッグクラブに狙われているラツィオだが、戦力を残留させ来季の欧州大会に挑むことはできるのだろうか。
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