CLアトレティコ・マドリー戦で中盤として起用されたセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、チャンピオンズリーグ(CL)アトレティコ・マドリー戦で中盤として起用されたことが話題となった。指揮官のカルロ・アンチェロッティは、26日のセルタ戦前の記者会見で采配について説明した。
同指揮官はラモスの中盤起用について聞かれると「私はアトレティコに勝利するために公平な決断をしたよ」と理由を明かした。
「彼は様々なポジションで我々を助けてくれると考えた。実際にうまくやってくれたね。何が問題なのか分からなかったよ」
「なぜ彼を中盤で起用してはいけないんだい? いつの日か彼をセンターフォワードで起用してみせることを約束するよ。彼はどんなポジションでもプレーできるが、それは試合毎に決定する。セルタ戦ではDFに戻るよ」
アンチェロッティ監督によれば、試合への勝利に必要であれば選手の役割は柔軟に変更するつもりのようだ。かつてイタリア代表MFアンドレア・ピルロをトップ下からアンカーにコンバートした同指揮官だけに、ポジションによる固定観念は全くない。
現在のレアル・マドリーはクオリティの突出した選手が数多く在籍しているだけに、今後も変則的な起用をみることができそうだ。CLを3度制した名将の今後の采配に注目が集まる。
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