ウディネーゼに敗北したミランのフィリッポ・インザーギ監督【写真:Getty Images】
日本代表FW本田圭佑が所属するミランは現地時間の25日、アウェイでウディネーゼと戦い1-2で敗北した。低迷を続けるミランだが、この一戦がチームに大きな亀裂をもたらす結果となったようだ。イタリア紙『コリエレ・デッラ・セーラ』を含む複数のメディアが報じている。
試合後、指揮官のフィリッポ・インザーギ監督は、クラブバスで選手たちに激怒。「君たちはミランのユニフォームを着るに相応しくない」と怒りを露わにしたという。しかしながら指揮官の言葉に反発した選手がいたようだ。同紙によれば、ある選手はインザーギ監督に対し次のように発言した。
「たしかに私たちはミランのユニフォームを着るに相応しくないかもしれない。しかし、あなたこそ、ミランの指揮官に相応しくないだろう」
さらには、ウディネーゼ戦での無残な戦いぶりに名誉会長であるシルビオ・ベルルスコーニ氏も激怒したとみられており、インザーギ監督の解任を求めたようだ。アドリアーノ・ガッリアーニCEOの電話を経て、昨日の時点での解任を思いとどまったとされているが、もはや我慢の限界に達していることは明らかといえる。
26日にはタイ資本家のビー・テチャウボン氏とのクラブ買収に関する会談を控えているミラン。泥沼状態はいつまで続くことになるのだろうか。
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