ミランに勝利するウディネーゼイレブン【写真:Getty Images】
【ウディネーゼ 2-1 ミラン セリエA第32節】
イタリア・セリエA第32節が現地25日に各地で行われ、日本代表のFW本田圭佑が所属するミランは、敵地でウディネーゼと対戦した。
9位のミランは前節、インテルとの“ミラノ・ダービー”をスコアレスドローに終わるものの、直近4試合は2勝2分と着実に勝ち点を伸ばしている。一方、15位のウディネーゼはキエーボと引き分け、ここ6試合勝利から遠ざかっている。ミランはヨーロッパリーグ出場権争いに絡むためにも、下位に沈むウディネーゼから確実に3ポイントを獲りたい。尚、ウディネーゼはスポンサーのダチア・スポンサー・デイの記念ユニフォームを着用。
試合が始まると、前半は完全にウディネーゼのペースで進む。27分、味方の縦パスに抜け出したFWディ・ナターレがエリア内で右足を振り抜くも相手DFに阻まれる。43分には右CKからMFウィドマーが頭で狙うもポスト左に外す。その1分後にはロングボールの落としをMFギリェルメがエリア手前から左足シュートを放つが枠を捉えきれない。
ミランは前半アディショナルタイム、FWスソが右サイドから左足でクロスを入れると、DFアントネッリが胸トラップからボレーを叩き込む。しかし、相手DFとの競り合いでファウルをとられ得点ならず。そのままスコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、ウディネーゼが決定機を生かす。58分、右CKから流れてきたボールをMFピンツィが右足で合わせ、先制ゴールを挙げる。
劣勢のミランは64分、スソに代わってFWチェルチがピッチへ。74分にはMFボナベントゥーラを下げてFWデストロを投入し、攻撃的な布陣で得点を狙う。
しかし、ウディネーゼがその直後に加点する。74分、ゴール正面からディ・ナターレが強烈なミドルシュートを放つと、GKディエゴ・ロペスが弾く。するとボールを拾った味方選手のクロスにMFバドゥが反応し、ボールを押し込んだ。
攻めあぐねていたミランも終盤に1点を返す。88分、チェルチが右サイドから左足でクロスを上げると、FWパッツィーニが頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。
ミランはこの後も攻勢をかけるが、結局同点に追いつけず、試合は1-2で敗戦した。
次節、ミランはジェノアと、ウディネーゼはインテルとそれぞれホームで対戦する。
【得点者】
58分 1-0 ピンツィ(ウディネーゼ)
74分 2-0 バドゥ(ウディネーゼ)
88分 2-1 パッツィーニ(ミラン)
【了】