追加点を挙げるMF香川【写真:Getty Images】
【ドルトムント 2-0 フランクフルト ブンデスリーガ第30節】
ドイツ・ブンデスリーガ第30節が現地15日に各地で行われ、日本代表のMF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、ホームで同代表のMF長谷部誠とMF乾貴士が所属するフランクフルトと対戦した。
ドルトムントは前節、ユルゲン・クロップ監督退任発表後の初戦でパーダーボルンを3-0で退け、連勝を飾った。一方、フランクフルトは敵地でボルシアMGとスコアレスドローに終わる。勝ち点で並ぶ両チームはヨーロッパリーグ出場圏内に6ポイント差と迫っており、どちらも負けられない一戦となる。
試合が始まると、ドルトムントが序盤から攻勢をかける。14分、エリア内左への縦パスに香川が抜け出してゴール前にアーリークロスを通すも、FWオーバメヤンが反応できず。17分にも、右CKのセカンドボールからクロスにオーバメヤンの頭で合わせるも枠を捉えられない。
ドルトムントが先制したのは24分。DFシュメルツァーのクロスがMFキッテルの手に当たると、主審はPKの判定を下す。するとオーバメヤンがチップキックを決め、今季14点目のゴールを挙げた。
ドルトムントは続けて得点を奪う。32分、GKランゲラクからボールを受けたDFドゥルムが縦パス。これにオーバメヤンが抜け出すと、深い位置まで持ち込んで折り返し、ゴール前に走り込んだ香川が滑り込みながらゴール左隅に決めた。香川は前節から続けて2試合連続となる今季4点目のゴール。
前半はドルトムントが2-0でリードしたままハーフタイムを迎える。
後半に入ると、ドルトムントは56分、エリア手前右からのFKからシュメルツァーが左足で狙うも枠の上に外れる。68分には、カウンターからMFブワシュチコフスキが右サイドを駆け上がると、逆サイドへアーリークロス。途中出場のFWロイスがゴール前に詰めるもゴールならず。
フランクフルトは前半のうちに立て続けに失点したことが響き、攻勢をかけようにも相手のプレスからのショートカウンターに苦しんでしまい、結局最後まで得点を奪うことができず。
試合はドルトムントがフランクフルトを2-0で退け、リーグ3連勝を記録。EL出場権争いの一戦はドルトムントが制した。
次節、ドルトムントはホッフェンハイムと、フランクフルトはブレーメンとそれぞれアウェイで対戦する。
【得点者】
24分 1-0 オーバメヤン(ドルトムント)
32分 2-0 香川(ドルトムント)
【了】