敗戦に肩を落とすシャルケの選手たち【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ第30節が24日に行われ、内田篤人が所属するシャルケは岡崎慎司擁するマインツに0-2で敗れた。
セットプレーによる2失点で敗れたシャルケの選手たちと監督は試合後、揃って自らへの怒りを語っている。ブンデスリーガ公式HPが伝えた。
ゴールを守っていたGKラルフ・フェーアマンは「試合の入りはよかったが、セットプレーから失点すべきではない」と守備のまずさを指摘する。
さらに「僕たちにもいくつかチャンスはあったが、それらを最大限活用できなかった。情けないし、言い訳はできない」と攻守のちぐはぐさを悔やんでいる。
守備の柱でもあるDFベネディクト・ヘーベデスも複数回あったビッグチャンスを決め切れなかったことを敗因に挙げ、失点シーンを「マークの強さが十分でなかったうえ、集中できていなかった」と振り返った。
また、「ファンが不満なのはわかっている。自分たちもそうだからね」と付け加えたヘーベデスは、6試合勝ちのないチームの不甲斐なさを嘆いた。
ロベルト・ディ・マッテオ監督もセットプレーからの2失点を非難したうえで、「腹立たしい。失点後にプランを失ってしまった」とゲームプランの崩壊に怒りをあらわにしている。
この敗戦でCL出場権内の4位ボルシアMGとの勝ち点差は12のままだ。シャルケは土曜日の段階で他のチームよりも1試合多く消化しているため、30節が全試合終了した時、最大勝ち点15差をつけられる可能性がある。
リーグ戦は残り4試合のため、CL出場権獲得の可能性が限りなく低くなったシャルケ。最後にEL出場権を確保するため、早急な立て直しが必要だ。
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