広州恒大を率いるカンナバーロ監督【写真:Getty Images】
タイ人実業家の“ミスターB”ことビー・テチャウボン氏による買収が間もなくとなったミランに驚きの人事プランが浮上した。
伊メディア『スカイ・スポーツ』によれば、テチャウボン氏は、26日に行われるミランを所有する持ち株会社フィニンベストとの最終交渉で買収が完了次第、クラブ再編の一環として次期指揮官に中国の広州恒大を率いるファビオ・カンナバーロ監督を、テクニカル・ディレクターにマルチェロ・リッピ氏を迎え入れる計画があると報じられている。
カンナバーロ監督とリッピ氏は、優勝を果たした2006年ドイツW杯で主将と監督という立場でともに戦った間柄。尚、リッピ氏は2014年に広州恒大の監督を退いた後、同クラブの最高技術責任者としてカンナバーロ監督の相談役を務めている。
また、テクニカル部門の責任者にはパオロ・マルディーニ氏を、アシスタントマネージャーにはジェンナーロ・ガットゥーゾ氏を招へいすることを検討しており、クラブの黄金時代を支えた元イタリア代表の2人がミランに帰還するとなれば大きな反響を呼びそうだ。
果たしてミランはタイ人実業家とともに新たな道を切り開いていけるだろうか。
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