湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ1stステージ第7節が25日に行われ、湘南ベルマーレは横浜F・マリノスに0-3で敗れた。
試合後の監督会見に出席した湘南のチョウ・キジェ監督は「勝ち点3を取るために準備してきたつもりでしたけど、内容や結果を見ると本当に準備してきたのかなという試合だった」と振り返った。
3連敗となったが、「チームの中で前を向いてやろうとしていない選手がいるとも思っていない」と語る。
それでも「自分たちの特徴とするスタイルを出して勝っていくためには、上っ面だけじゃ絶対ダメ」と説明。さらに「相手に対して何をしないといけないのかというのを、もっと一人ひとりが心の底から自覚していかないと、このリーグは乗り切れない」とJ1で生き残るための課題についても触れた。
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は球際の強さについて言及している。湘南もアグレッシブなプレーを見せるチームだが、チームを率いるチョウ監督は「イエローカードをもらうようなファウルをしろとは1回も言ったことがない」という。球際の争いの中で笛を吹かれることもあるが、あくまで正当なチャージでボールを奪うことを選手たちに求めている。
指揮官は世界レベルを引き合いに出し、「ブンデスやプレミアを見ても五分五分のボールに対して、取るんだというこだわりがある」という。そして「今日は我々の腰が引けていた部分があります」と話し、こう続けた。
「もっともっと、ぶつかり合いの勝負にこだわらせないといけない。そういう部分も今まで悪くなかったですけど、今日の試合は良くなかった」
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