監督も元チームメイト同士の対決となる【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝組み合わせ抽選が現地時間24日に行われ、バイエルン・ミュンヘンはバルセロナと対戦することが決まった。
バイエルン、レアル・マドリー、ユベントス、そしてバルセロナといずれも2回以上の優勝歴を誇る名門が残った。さらに過去5シーズンではバルセロナ、バイエルン、マドリーがそれぞれ1回ずつ優勝している。
リーガエスパニョーラはUEFAのリーグランキング1位で、その中でも首位を走るバルセロナ。しかし、バイエルンに対して分が悪い。
欧州の舞台で対戦した回数はこれまで8回。対戦成績はバイエルンが5勝1敗2分と圧倒的に勝ち越している。さらに過去5シーズンでバイエルンは決勝進出が3回であり、バルセロナは1回。その1回は優勝しているが、当時の監督は現バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督である。
両チームの対戦で記憶に新しいのは2012-13シーズンの準決勝で、バイエルンはバルセロナに2戦合計7-0と圧勝し、3冠を達成した。今回も準決勝で同じ組み合わせとなっているが、違うのはホーム&アウェイが逆であること。
今季のバイエルンは3冠の時ほどの強さは見られない上に負傷者が多く苦しんでいる。それでも、2012-13シーズンにホームとアウェイで得点を挙げているMFトーマス・ミュラーは健在で、長期離脱していたMFアリエン・ロッベンも週末の試合ではベンチ入りの可能性も示唆されている。
さらに最短で今週、遅くとも来週にはリーグ優勝が決定しそうなバイエルンは、CLに向けての準備が進められる。
昨季は優勝が早すぎてCLへのモチベーション維持に苦労した経験もあるだけに同じことは繰り返さないと予想される。また、決勝が“ホーム”ベルリンであることも後押しとなるに違いない。
バイエルン有利のデータが多い準決勝の“FCB”対決。データを覆しバルセロナが勝利するのか、それともバイエルンがデータ通りに勝利するのか注目となる。
【了】