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本田圭佑 10年前

指揮官が語る本田とスソの類似点。激化する右ウイングのポジション、先発の座を掴むのは?

前節のミラノダービーではインテルとスコアレスドローに終わったミラン。今節の相手は15位ウディネーゼだ。格下相手に3試合ぶりの勝ち点3が欲しいミランのフィリッポ・インザーギ監督は、この試合の先発について言及した。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

先発候補は3人。本田の出番は?

指揮官が語る本田とスソの類似点。激化する右ウイングのポジション、先発の座を掴むのは?
インザーギ監督が似ていると語った本田圭佑とスソ【写真:Getty Images】

「同じポジションには3人良い選手がいるので選択は難しい。スソを出してミラノダービーの流れを続けるか、ケガするまでは常に良いパフォーマンスをしていた本田にするか、この2試合で良いプレイをしていたチェルチにするか。いずれにせよ明日(25日)の朝決める」

 24日、ウディネーゼ戦前日の記者会見で、ミランのインザーギ監督は本田圭祐の先発出場についても可能性を否定しなかった。前節のミラノダービーではスソが先発し、終盤で右ウイングに投入されたのはチェルチ。しかもスソは同試合で良いパフォーマンスを展開しており、このまま定着されたら本田の居場所はないのではと思うのも自然なことだ。

 ただ、インザーギは右ウイングには2人ではなく、3人だと言った。地元紙の中には24日の時点で「本田が先発する」と予想を立てていたところもある。実際の腹の中はどうなのかはキックオフの時に分かるわけだが、本田が先発で出るとしたら何が評価され、そしてどういう活躍が求められるのだろうか。

 さてインザーギ監督は、「本田とスソはある意味で似ており、チェルチは両者と異なる」と言っていた。主にそれはプレースタイルで、チェルチは縦への突破を強く志向している。一方本田とスソについてだが、インザーギが「両者が似ている」と言った意味はスソのパフォーマンスを見てよくわかった。彼もまた、周囲との連係を図りながら外から中へと切り込み、シュートを狙うというプレイスタイルを有しているからだ。

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