「僕達はヨーロッパリーグに辿り着かなければならない」
1ゴールの結果を残したパーダーボルン戦の好パフォーマンスと、特に負傷の情報もないことを考えれば、対フランクフルト戦で香川が先発することは、十分に考えられるところである。
パーダーボルン戦での、守から攻へと切り替わるチームの繋ぎ目として機能した好調を維持できれば、前節に続いてのゴールもあり得なくもない。
対するフランフルトは、得点源のアレックス・マイヤーの離脱もあり、バイエルン戦を0-3、ボルシアMG戦を0-0の1敗1分と直近の2試合で結果が伴っていない。
しかしその中で長谷部誠の調子は決して悪くなく、気を吐いている。ボランチの長谷部を上手く交わせるかどうかは、フランクフルト戦で香川にとっての一つポイントとなりそうだ。
香川以外の選手を見渡すと、概ねパーダーボルン戦の先発メンバーと変わらない。唯一、ボランチでギンターがベンダーに代わったくらいである。
ギンターについても負傷などの情報はなく、またパーダーボルン戦ではオーバメヤンによる2点目をアシストするなど調子は良い。ここはベンダーではなく、そのままギンターの可能性も十分に考えられる。
よって筆者による、パーダーボルン戦のドルトムントの先発予想を次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBドゥルム、右CBソクラティス、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにギュンドアン、ギンター、2列目は右からブワシュチコフスキ、香川、ミキタリヤン、【FW】オーバメヤン。
ソクラティスはフランクフルト戦については「難しい試合」としながらも「何が何でも勝ちたい」と言う。
「しかしまた僕達はヨーロッパリーグに辿り着かなければならない、なぜならそれが僕たちの義務だからね」
そしてそう考えているのは、ソクラティスだけではないはずだ。
【了】