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香川真司 10年前

「ELが義務」。香川VS長谷部、カギ握るマッチアップ。“あり得なくない”ゴールの予感

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「僕達はヨーロッパリーグに辿り着かなければならない」

 1ゴールの結果を残したパーダーボルン戦の好パフォーマンスと、特に負傷の情報もないことを考えれば、対フランクフルト戦で香川が先発することは、十分に考えられるところである。

 パーダーボルン戦での、守から攻へと切り替わるチームの繋ぎ目として機能した好調を維持できれば、前節に続いてのゴールもあり得なくもない。

 対するフランフルトは、得点源のアレックス・マイヤーの離脱もあり、バイエルン戦を0-3、ボルシアMG戦を0-0の1敗1分と直近の2試合で結果が伴っていない。

 しかしその中で長谷部誠の調子は決して悪くなく、気を吐いている。ボランチの長谷部を上手く交わせるかどうかは、フランクフルト戦で香川にとっての一つポイントとなりそうだ。

 香川以外の選手を見渡すと、概ねパーダーボルン戦の先発メンバーと変わらない。唯一、ボランチでギンターがベンダーに代わったくらいである。

 ギンターについても負傷などの情報はなく、またパーダーボルン戦ではオーバメヤンによる2点目をアシストするなど調子は良い。ここはベンダーではなく、そのままギンターの可能性も十分に考えられる。

 よって筆者による、パーダーボルン戦のドルトムントの先発予想を次のとおり。布陣は4-2-3-1である。

【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBドゥルム、右CBソクラティス、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ダブル・ボランチにギュンドアン、ギンター、2列目は右からブワシュチコフスキ、香川、ミキタリヤン、【FW】オーバメヤン。

 ソクラティスはフランクフルト戦については「難しい試合」としながらも「何が何でも勝ちたい」と言う。

「しかしまた僕達はヨーロッパリーグに辿り着かなければならない、なぜならそれが僕たちの義務だからね」

 そしてそう考えているのは、ソクラティスだけではないはずだ。

【了】

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