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アジア 10年前

【独占インタビュー】FIFA理事の座を狙うAFC副会長。彼が掲げるマニフェストとは?

text by ポール・ウィリアムズ photo by Getty Images

アジアにおけるオーストラリアの発展

【独占インタビュー】田嶋氏とのFIFA理事の座を争うAFC副会長。彼が掲げるマニフェストとは?
開催国のオーストラリアはアジアカップで優勝した【写真:Getty Images】

――日本もASEANでは非常に活発的です。オーストラリアはこの地域のサッカーの成長を助けるために十分な素質を備えていますか?

 オーストラリアサッカーの技術的な能力を見習うためには長い道のりです。しかしながら、それを達成するには、最高の訓練方法を学ぶ必要があります。我々は連帯意識の下でこの地域の国々が遅れをとらないよう最高のサッカー脳を溶け込ませ、技術的な水準レベルを引き上げられる技能と経験を利用することが必要です。

 私はASEANとともに国際舞台でも台頭できると信じています。オーストラリアと他のアジア諸国の交流が盛んになることを望んでいますし、それらは相互に利益があるでしょう。私の夢はASEANとしてワールドカップを開催することです。しかしながら、日本やオーストラリアといった様々な国からの助けが必要になるでしょう。特に両国は国内での成功体験や専門的知識があるため、サッカーの発展と技術的な援助に多大な貢献をしています。

――オーストラリアは次のAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)に参加が見込まれていますが、そのステータスは何ですか? いつ承認されるでしょうか?

 想像では話せません。それはASEANサッカー連盟の決断に任せましょう。

――オーストラリアのAリーグのクラブオーナーからは、東南アジアの6チームを含め、リーグを拡大させたい考えがあるようですが?

 理論的に言えば、ASEANのチームが取り上げられることは良いアイディアにように思います。しかしながら、具体的な計画を考える前に実行性について議論する必要があります。我々はこの考えを漠然と待っている状態ですが、そろそろ本格的に取り掛からなければならないでしょう。現地リーグの日程や組織団体のガイドライン、もちろん出資関係者の意見も考慮しなければなりません。重要なのはリーグの質を保証するなかで露出を増やすことです。

――ASEANスーパーリーグの導入は支援しますか? またどのくらいの段階まできているのでしょうか?

はい、間違いないです。私の見解では、2016年から始まるでしょう。我々はFIFAからの承認を待っています。

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