サッカー界の重要テーマを多士済々の論客とともに議論する『フットボールサミット』第29回目の議題は「清水エスパルス サッカーの街に生きるクラブの使命」です。
Jリーグ創成期からJ1の舞台で戦い続けている清水エスパルス。
地域にサッカーが深く根付く土地であり、クラブに刻まれている歴史や伝統は深く、サッカーの街と一体となって強いアイデンティティを作り上げてきました。
一方で、2014年シーズンはゴトビ監督からクラブの一時代を築いた大榎克己監督への交代、その中での降格争いを経験し、苦しいシーズンとなったように思います。
長年に続くJ1の位置に立ち続けることができましたが、クラブはそこでどのような課題を持ったのでしょうか。
限られた予算のなかで強化の面で戦力を補強し、成績を追い求める経営の現状。クラブに連綿と続くアカデミーの現在地。
サッカー街・清水の変遷など、現場にいる監督や選手、フロントスタッフ、OB、サポーターなど、様々な視点からの肉声を聞きながら、クラブの現在地とビジョンを徹底的に掘り下げていきます。
【目次】
[INTERVIEW]大榎克己 再建を託されたレジェンド◇前島芳雄
[INTERVIEW]本田拓也 すべては清水のために◇前島芳雄
[INTERVIEW]大前元紀 エースの覚悟◇田中芳樹
ベストピッチの条件/海江田哲朗
王国のゴール裏 湧き起こるサンバ 唯一無二のサンバ応援、その歴史と現在◇芥川和久
[INTERVIEW]澤登正朗 清水の誇り◇浅川俊文
[INTERVIEW]綾部美知枝 エスパルスの起源 いま、サッカーの街のクラブはどうあるべきか?◇元川悦子
[INTERVIEW]平岡康裕 守備者としての誇り◇田中芳樹
長沢駿 「清水のために戦えるのは俺たち」◇田中芳樹
エスパルス戦術クロニクル◇前島芳雄
[INTERVIEW]代表取締役社長・左伴繁雄 闘えるクラブに◇鈴木康浩
「清水らしさ」の理想と現実◇藤江直人
新社長の就任で 現場はどう変わるか◇鈴木康浩
深い絆で結ばれるわけ JAL×エスパルス
清水の街で 育成・普及が歩む道伝統に積み上げるビジョン◇元川悦子
[INTERVIEW]柴原誠スクールコーチ プロ選手の壁とは何か 指導者として進む第二の人生◇海江田哲朗
不定期連載 マスコット探訪記◇宇都宮 徹壱
[連載]
通訳者◎第3回「助演男優の名演」改革者トルシエとともに歩んだ茨の道 フローラン・ダバディ◇加部 究