自身の去就について語るラファエル・ベニテス【写真:Getty Images】
ラファエル・ベニテス監督の未来はどのクラブにあるのだろうか。ついに本人が口を開いた。22日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がベニテス監督のコメントを紹介している。
今季ナポリで好調を維持しているベニテス監督。ヨーロッパリーグ準々決勝1stレグでは、アウェイでヴォルフスブルクを粉砕し、ベスト4実現の可能性を高めている。しかし、マンチェスター・シティやレアル・マドリーといったメガクラブが同指揮官を狙っているとされ、今季限りでのナポリ退団が噂されている。
ベニテス監督はヴォルフスブルク戦の前日記者会見で「シティ就任は真実ではない」と語った。
「私はナポリにいて、毎日をプロフェッショナルとして改善に向けて働いている。これはチェルシーの時も同じだったよ。3ヶ月後に別のクラブに行くと決まっていながら、我々は働いた。そして、優勝したんだ」
それでも、同監督はシティへの興味を認めている。「シティのことは好きだね」と認めたものの、「だが、まだ合意には至っていないよ」と明かしている。
「ナポリで上手くやることだけに集中している。私に残ってほしいと言ってくれているクラブ、街、そしてファンのためにね」
「私はナポリをセリエAで、そしてヨーロッパリーグで高いレベルに押し上げた状態で去りたいと考えている。未来でもナポリがうまくやるためにね。これは大きな責任だ」
今季限りでの退団が決定的となるコメントを残したベニテス監督。果たして指揮官は2シーズンを過ごしたナポリに置き土産を残すことはできるのだろうか。
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