2016年での引退が噂されているフランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
ローマの生ける伝説フランチェスコ・トッティに、ついに引退の時が訪れるかもしれない。21日、イタリアTV局『スカイ・スポーツ』が報じている。
現在39歳のトッティとローマは、2016年の6月まで契約を結んでいる。クラブはその後の契約延長を考えておらず、来シーズン終了後にクラブ幹部への参画を打診しているようだ。
トッティは1993年に若干16歳でトップチームデビューを果たし、以後20年以上に渡ってローマ一筋を貫いてきたレジェンドだ。
2000-2001シーズンには日本代表MF中田英寿とともに、18年ぶりとなるスクデット(セリエA優勝)をローマにもたらした。2006年にはイタリア代表でワールドカップを制覇している。また、個人記録においても現在トッティは、241ゴールでセリエA歴代得点記録でシルビオ・ピオーラにつぐ2位につけている。
現在ローマは新スタジアムを建設しており、2017-2018シーズンからの開業を目指している。来シーズン限りでの引退となれば、新スタジアムでのトッティは観られないということになる。今後の展開に注目が集まりそうだ。
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