ドルトムントに所属するFWインモービレ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミリーグのリバプールは、夏の移籍でボルシア・ドルトムントに所属するイタリア代表のFWチーロ・インモービレの獲得に動いているようだ。
インモービレは、ユベントスの下部組織で育つと、2009年に当時19歳でトップデビュー。その後、出場機会を求めて国内の複数クラブにローンで渡り歩くと、2013年に加入したトリノではセリエA得点王(22ゴール)に輝く。
25歳のストライカーは翌年、ドルトムントに移籍し、バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれたFWロベルト・レバンドフスキに代わる新エースとして期待された。しかし、今季のブンデスリーガでは17試合で3ゴールにとどまっており、下馬評通りの活躍を見せることができていない。
英紙『メトロ』によれば、リバプールはすでにインモービレ獲得に向けてドルトムントと交渉を始めており、移籍金は1700万ポンド(約30億円)を用意しているという。
リバプールは今季、バルセロナに移籍したFWルイス・スアレスの代役としてFWマリオ・バロテッリとFWリッキー・ランバートを獲得したが、プレミア得点王が抜けた穴をカバーし切れず、チームも33節終了時点でチャンピオンズリーグ出場圏内に勝ち点7差の5位に沈んでいる。
尚、ユルゲン・クロップ監督が今季限りの退任を発表したドルトムントは、DFマッツ・フンメンス、MFイルカイ・ギュンドアン、FWマルコ・ロイス、FWピエール=エメリク・オーバメヤンなど、多くの所属選手が他クラブから関心を示されてる。
インモービレは来季、新しくチームを率いるトーマス・トゥヘル監督の下で復活を遂げるのか、あるいは新天地に羽ばたくのか、その去就に注目が集まる。
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