中盤の要、ビダル欠場の可能性も
過去のデータを見ると、ホームでの初戦を1-0の勝利で終えた場合、21勝13敗。ユーベの勝ち抜け率は61.8%となった。
では、ウィリアムヒル社のオッズはどのような配当となったのだろうか?
まず、この2ndレグ1試合の勝敗予想では、モナコに3.2倍、ドローに3倍、ユーベに2.4倍と若干ながらアウェイチーム有利のオッズとなっている。さらに、ベスト4への勝ち上がり予想でもユーベに1.17倍、モナコに4.5倍とイタリア王者の勝ち抜けを推す配当となった。
セリエAでも首位を快走するユーベは、18日の第31節においてリーグ戦8連勝と好調の2位ラツィオを2-0で下し、その強さを見せつけた。
しかし、ミランとの決勝(PK戦の末に敗戦)を戦った02-03シーズン以来となる4強進出へ盤石の態勢を築きつつあった中でアルトゥーロ・ビダルが扁桃炎によって欠場する可能性が浮上している。
中盤ではポール・ポグバが負傷中という状況下でのビダル不在は不安が募る。1stレグでは、決勝のPKを決めるなどチームにとって重要なピースとして貢献。ポグバに加えてビダルを欠けば中盤の戦力低下は避けられないだろう。
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