アストン・ビラで充実の日々を過ごすスコット・シンクレア【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティからの期限付き移籍でアストン・ビラに在籍するイングランド人MFスコット・シンクレアは、シーズン終了後の完全移籍を希望している。21日に英紙『デイリー・メール』が報じた。
アストン・ビラ移籍後、10試合に出場して3ゴールを挙げるなど存在感を発揮しているシンクレアは「ビラは家のように感じる。偉大なクラブだ。シーズンが終わったとき、交渉の席に座って、契約にサインできると思う。絶対にね」と、クラブへの愛情と自身の希望を口にする。
スウォンジーからマンチェスター・シティへ移籍した後、満足な出場機会を得られていないシンクレア。昨季はウェストブロムウィッチへ貸し出され、今季もシティではほぼ出番がなかった。
チェルシー時代から将来を嘱望されるも、レンタル移籍を繰り返すばかりで才能を生かし切れていない現状に本人も満足はしておらず、出番の得られるクラブに落ち着くことを望んでいる。
移籍金も250万ポンド(約4億5000万円)ほどで獲得できると見られ、アストン・ビラにとっても高い買い物ではない。だが、残留争いの中で新契約を結ぶことは難しく、降格してしまえばシンクレアを獲得できる可能性は低い。
両者の希望を叶えるには、まず残留をいち早く決める必要がある。リバプールを破ってFA杯決勝に進んでおり、タイトル獲得と来季のEL出場権を確保も可能なだけに、終盤の戦いは一瞬も気を抜けない。
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