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フラール、マンU移籍はなし? ヴィラ残留を示唆

text by フットボールブルー photo by Getty Images

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アストン・ヴィラ残留の可能性を示唆するロン・フラール【写真:Getty Images】

 ロン・フラールが、アストン・ヴィラ残留の可能性を示唆した。ティム・シャーウッド監督の就任により、「事態が変わった」と話している。

 オランダ代表のフラールの契約は今季までとなっており、30歳の同選手は代表での恩師、ルイス・ファン・ハール監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するとみられていた。

 ひざの負傷でその移籍にストップがかかっている一方で、フラール本人はポール・ランバート前監督の下で「うまくいっていない」と認めていた。だが、2月にシャーウッド監督が就任してから、フラールはヴィラで再び活気を取り戻した選手の一人だ。

 19日にウェンブリーで行われたFAカップ準決勝でリバプールに2-1と勝利を収めた試合後、フラールは残留の可能性があるかと聞かれ、「イエスだ。シャーウッド監督が来てから、この数ヶ月で僕にとって状況が変わった。けがで今季は難しかったけど、今は試合に出てチームの役に立ちたいと思っている。ファイナル進出は助けになる。僕を信頼してもらって構わない」と述べた。

「今は(移籍を)考えていない。今は本当に素晴らしい気分なんだ。クラブでの状況も変わったと感じている。今季の最初は良くなかったけど、それもサッカーだ。物事は変わるんだよ。新監督が来て、僕ら全員が新たなスタートだと感じたんだ」

 ヴィラはシャーウッド監督就任以前は深刻な得点力不足に悩まされていたが、「より良いプレーをし始めて、より結果を残せるようになった。自信につながるのは勝利しかないんだ。だから、この勝利はさらに僕らをノせてくれるはずだよ。チームには本当に良いスピリットがある」と自信を深めている。

 1990年代半ばにブラックバーンでシャーウッド監督とプレーした経験も持つベテランGKシェイ・ギブンは、「彼はリーダーであり、素晴らしいパーソナリティーを持つポジティブな人だ。周囲にいてほしいと願う人だよ。ティムは自分が優れた監督だと評論家に示したいんだ。今の彼は成長した。周囲もそれに気づいているね」と、同監督の手腕を称賛している。

【了】

(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。

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