要注意人物となったジャクソン・マルティネス
窮地である。2015年4月20日付のキッカー紙は一面に「グアルディオラとFCバイエルンはとてつもない重圧下にある」と記した。
15日に行われたチャンピオンズリーグの準々決勝、ポルトとの1stレグをバイエルンは1-3のスコアで落とした。ただ敗れただけではなく、バイエルン、特にペップのスタイルを熟知された上での敗戦だった。結果でも内容でも、ポルト、とりわけ指揮官ロペデギの頭脳が勝利することとなった。
キッカー紙は「ジャクソンとは何者だ?」として、コロンビア代表ジャクソン・マルティネスを大きく取り上げている。2分にはアロンソからボールを奪ってPKを獲得し、65分には3-1となるゴールを決めたマルティネスは、途端に要注意人物となった。
1stレグの後では、ペップも「ジャクソンはトップクラスの選手だ」とマルティネスを認めている。今や、その存在でバイエルンを「重圧下」に置くようになった。
そしてバイエルンは相も変わらず負傷離脱者に悩まされている。キッカー紙は「先発メンバーは結局のところ負傷者リスト次第である」と記した。同紙によれば、アラバ、ハビ・マルティネス、ロッベン、ベナティアの欠場は確実で、リベリーについては「おそらく」とのことである。
ペップは「我々は待っている。しかしフランク(・リベリー)はプレー出来ないと思う」とキッカー紙にコメントを残した。
しかしラームとシュバインシュタイガーは、再びメンバーに入るとのことだ。ラームは感染性胃腸炎で、18日のブンデスリーガ、ホッフェンハイム戦を欠場していたが、シュバインシュタイガーとともに、ポルト戦に間に合う見込みとのことである。