18日に行われたチェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの大一番(チェルシーが1-0で勝利)で、試合前にマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFマルアン・フェライニとソックリの弟マンスールがチェルシーを混乱させていたことが明らかとなった。19日の英紙『スター』などが報じた。
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はマンチェスター・ユナイテッド戦を前に、相手が空中戦に強く守備力の高いフェライニを先発させてきた場合と、そうでない場合の戦術を考えていたが、試合直前のチームホテルでフェライニが先発しないとの誤認情報を受けたとされる。
情報をモウリーニョ監督に伝えたのはホテルのドアマンで、フェライニがベルギー代表の同僚でチェルシーのMFエデン・アザールを私服で訪れ、試合のチケットを入手する姿を目撃したため、「彼は今日の試合で先発しない」と告げ口していた。
これを受けて会見で「何かおかしいと思った」と話したモウリーニョ監督は、その場でマンスールの最近の写真を検索してドアマンに確認させると、見間違いだったことが判明したという。
こんなところでも指揮官としての直感を働かせたモウリーニョ監督は、マンチェスター・ユナイテッドに倍以上のシュート数と70%のボール支配率を許すも、1-0で勝利をものにし、リーグ優勝に王手をかけている。
【了】