フルアムのGKマルクス・ベッティネッリ【写真:Getty Images】
チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、チェコ代表ペトル・チェフに代わる新たなGKの獲得に向けて動き出したようだ。
18日付のイギリス『テレグラフ』によれば、モウリーニョ監督は先週の水曜日にイングランド・チャンピオンシップ(2部)のフルアム対ロザラム・ユナイテッドの試合を観戦に訪れていたという。
そして、このポルトガル人指揮官のお目当ては、どうやらフルアムのU-21イングランド代表GK、マルクス・ベッティネッリ。
21歳のベッティネッリはU-21イングランド代表として1キャップを持つ。フルアムでは中々出番が与えられず、下部リーグへのローン移籍を繰り返して経験を積んでいた。今季はついにレギュラーに定着し、ここまでリーグ戦37試合に出場してる。
モウリーニョがこのベッティネッリに注目しているのには理由があるようだ。同選手の父であるヴィク・ベッティネッリはフルアムの下部組織でGKコーチを務めているのに加え、モウリーニョの息子、ジョゼ・マリオは、そのフルアムのユースチームでGKを務める選手なのだ。
モウリーニョは息子の様子と合わせて、どうやらベッティネッリについてもしっかりと視察を行っていたようだ。
一方、ティボー・クルトワの加入で出番を失ったチェフに関しては、昨夏から絶えず移籍の噂が報じられている。『テレグラフ』でも今夏には退団するのではという見方がされている。
そして、新戦力に関してはQPRのイングランド代表ロバート・グリーン(35歳)やトッテナムの元アメリカ代表ブラッド・フリーデル(44歳)などベテラン選手の名が取り沙汰されることもあったが、どうやらモウリーニョはより若い選手を望んでいるようだ。
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