試合後に健闘をたたえ合うシュチェスニーとフェデリチ【写真:Getty Images】
アーセナルは18日にFA杯準決勝を戦い、2部のレディング相手に苦しみながらも競り勝った。
120分の死闘を制したアーセナルのGKヴォイチェフ・シュチェスニーは、好セーブを連発していた相手の守護神アダム・フェデリチを「彼はピッチ上で最高の選手だった」と称賛している。アーセナル公式HPが伝えた。
しかし、決勝点はフェデリチのファンブルによってもたらされた。シュチェスニーは「彼にとって難しい瞬間だった。すべてうまくやっていたのに、延長戦だけが本当に不運だった。彼のパフォーマンスは見事だったし、素晴らしいGKだということを見せてくれた」と、そのミスを擁護している。
また、自身がキャッチしながらゴールと認められた失点シーンについて「あれも不運だったね。フェアプレーの精神からゴールライン・テクノロジーまで、これ以上審判と議論することはできないね(笑)。さっきリプレイを確認してきたけど、あれは明らかに入っていたよ」と冗談交じりにゴールを認めた。
格下相手に苦しんだアーセナルだが、無事2年連続のFA杯決勝に駒を進めた。5月30日に連覇を達成すれば、大会通算優勝回数が史上最多の12となる。対戦相手は19日のアストン・ビラ対リバプールの結果によって決まるが、今季のチームは歴史に名を刻むことができるだろうか。
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