サンフレッチェ広島の森保一監督【写真:ダン・オロウィッツ】
明治安田生命J1リーグ1stステージ第6節が18日に行われて、サンフレッチェ広島の森保一監督が記者陣の取材に応じた。
試合後、マッチコミッショナーが監督のところに来て意見を求めるということが話題になったが、この日もそれはあったという。
この試合では「我々にとってもFC東京にとっても微妙なジャッジはあったと思いますけど、選手が審判のジャッジに惑わされず、自分たちのやるべきことをやってくれた」と、選手たちの集中力を評価した。
また、レフェリングについても自身の考えをぶつけていくつもりだ。
「レフェリーには正しいと思ったことは言います。そこは建設的に、日本のサッカー界を良くすると思って。レフェリーの批判だけではなくて、日本のサッカー界のレベルアップのために言うことは言いたい。逆にレフェリーから、ベンチワークや選手のピッチ内外での立ち振る舞いを含めて改善していかなければいけないことは、お互い建設的な意見を言い合っていければ。レフェリーにはどんどん我々に対して言って欲しいと思いますし、我々も疑問があれば言っていきたい。議論の場が必要」
この試合では、広島のMF柴崎晃誠が相手PA内で倒れた場面があった。これについて森保監督はこう話す。
「僕はまずPKでしょと。接触はあったということなので。僕は中立として、PKを取らないならシミュレーションでイエローカードでしょと。そういうことをレフェリーにはお伝えした。まずはPKを取ってほしいですけど(笑)」
自分たちに有利な笛を吹け、ということではなく、はっきりとした基準に沿ったジャッジをしてほしいという。
最後に、森保監督はレフェリングについて指摘する際の空気感にも言及する。
「審判のことを言うとネガティブな感じになると思うんですけど、審判がいるから試合ができるというリスペクトの気持ちを忘れないですし、最後には必ず感謝の気持ちで挨拶するようにしています。批判だけという風に勘違いしないでほしいと思います」
【了】