3試合ぶりの勝利を喜ぶドルトムントイレブン【写真:Getty Images】
【ドルトムント 3-0 パーダーボルン ブンデスリーガ第29節】
ドイツ・ブンデスリーガ第29節が現地18日に各地で行われ、日本代表のMF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、ホームでパーダーボルンと対戦した。
10位のドルトムントは、ユルゲン・クロップ監督が今季限りの退任を発表して迎える初のゲーム。ヨーロッパリーグ出場圏内には勝ち点6差となっており、残り6試合でどこまで迫れるか。一方、16位のパーダーボルンは前節勝利を収めたものの、残留争いの真っ只中で厳しい試合が続く。
試合が始まると、ドルトムントが攻勢をかける。4分、MFギンターのロングシュートが枠を捉えるもGKクルゼがセーブ。12分には敵陣でボールを奪ったMFギュンドアンがエリア手前左から左足でシュートを放つもポスト右へ外す。
ゲームの3分の1を過ぎると、FWオーバメヤンがいくつか決定機を作る。34分、相手DFの裏に抜け出すも、ギュンドアンの浮き球パスをトラップし損ね、シュートまでいけず。36分、相手GKと1対1の状態でループシュートを放つも、相手GKに触られ、得点ならず。
37分には、エリア内に進入したMFムヒタリアンがギュンドアンのロングパスを受け、振り向きざまに左足でゴールを狙うもポスト左に外す。
前半のドルトムントは、パーダーボルンの引いた守備を崩し切れず、得点を奪うことができなかった。
しかし、後半に入ると、ドルトムントがいきなり先制する。48分、右サイドに開いたオーバメヤンがクロスを上げると、エリア内に走り込んだムヒタリアンが頭で合わせゴールを決めた。
冷静さを取り戻したドルトムントは、すぐさま追加点を挙げる。55分、人数をかけて相手を押し込むと、最後は最終ラインに抜け出したオーバメヤンが飛び出す相手GKの頭上を狙い、ネットを揺らした。
波状攻撃を仕掛けるホームチームは59分、MFブワシュチコフスキとギンターが立て続けにエリア内でシュートチャンスを迎えるも、GKに阻まれ得点ならず。69分には右サイドからのグラウンダーパスにオーバメヤンが合わせるもオフサイドで得点は認められず。
すると、一方的にペースを握るドルトムントに3点目が生まれる。80分、敵陣で味方が相手DFのミスパスを拾うと、ゴール前のスペースに抜け出す香川がGKとの1対1で冷静に流し込み、今季3点目となるゴールを決めた。
ドルトムントはこのまま試合を終え、3-0で3試合ぶりの勝利。連敗を2で止めた。
次節、ドルトムントはフランクフルトを、パーダーボルンはブレーメンをホームに迎える。
【得点者】
48分 1-0 ムリタリアン(ドルトムント)
55分 2-0 オーバメヤン(ドルトムント)
80分 3-0 香川(ドルトムント)
【了】