ボールを奪った後に問題が
ここまで見るといいデータが出ているのだが、問題はこの後にある。ボール奪取直後のパスの成功率は80.7%でリーグ19位。同様に、こぼれ球奪取直後のパス成功率もリーグ20位となっている。このパスがリスクの少ない縦へのロングパスなどであれば、失敗が多くとも大きな問題にはなりにくいが、上記のパスデータをショートパスに限定してもほぼ同じ順位。ボールを奪えたとしても、そこからつながらないという状況だ。
さらに大分の課題の1つとして、相手のセットプレーへの対応も挙げられる。大分は、被シュートそのものはリーグでも少ない方だが、被シュートに対してセットプレーから5プレー以内にシュートを打たれた割合は50.6%とリーグで最も高い。
現在の長所を生かしつつ、いかに課題を克服するかが浮上へのカギとなる。
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記事提供:Football LAB/データスタジアム