バーンリーFWイングスは2月ユナイテッド戦で1得点を決めた【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督がこの夏にバーンリーのFWダニー・イングス獲得に動くのではと、17日付の英紙『テレグラフ』が報じている。
報道によれば、ファン・ハール監督は3-1でユナイテッドが勝利した2月のバーンリー戦で、1得点を決めたイングスのプレーに好印象を受けたという。
全盛期ほどのパフォーマンスを披露できていないロビン・ファン・ペルシに退団の噂が流れ、モナコからローンで加入しているラダメル・ファルカオにしても、調子が上がらずに去就は不透明なまま。頼れるFWがウェイン・ルーニーだけという状況を避けるべく、オランダ人指揮官は22歳の成長株に目をつけたようだ。
イングスについては昨夏から同じくプレミアリーグのリバプールが獲得に向かっていると報じられていた。しかし、現在5位(勝ち点57)のリバプールに比べ、ユナイテッドは3位(同65)と、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得により近い位置にいる点が、獲得に有利に働くと見られている。
イングスは1992年3月生まれの22歳で、トッテナムのFWハリー・ケイン、ウェスト・ブロムウィッチのFWサイード・ベラヒノらと共にU-21イングランド代表でプレーしている。先のUEFA U-21欧州選手権の予選では5試合に出場し2得点を決めていた。(今夏に行われるU-21欧州選手権は1992年1月1日以降に生まれた選手に出場資格がある)
2013-14シーズンにチャンピオンシップ(英2部)で40試合20得点の活躍を披露し、満を持してプレミアリーグ初挑戦となった今季はここまで29試合9得点。チームは19位と降格圏に沈む中、ビッグクラブからの関心を集めるほどのインパクトを残している。
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