北中米カリブ海の出場枠拡大を訴えるブラッター会長【写真:Getty Images】
FIFAのゼップ・ブラッター会長は現地時間16日、バハマで行われたカリブ海サッカー連合(CFU)の総会に出席し、北中米カリブ海地域(CONCACAF)のW杯出場枠を4チームにするべきだと主張した。フランス『AFP通信』をはじめ、各国メディアが報じている。
ブラッター会長はW杯の出場チームを現行の32チームで開催する場合、CONCACAFの出場枠は4チームにするべきだと考えているようだ。
北中米カリブ海地域のCONCACAFのW杯の出場枠は、現在3チームとなっており、4チーム目はオセアニアとの大陸間プレーオフで争われている。
ブラッター会長は同総会で「W杯が合計32チームでの開催を維持するのであれば、北中米カリブ海には出場枠は4つ与えられるべきだ」と述べている。
この主張は、2014年に開催されたブラジルW杯でアメリカ、メキシコ、そしてコスタリカの3チームがそろってグループリーグを突破し、同地域にとって史上初となる歴史的快挙を果たしたことに基づいている。
加えて、FIFA会長として5期目の当選を目指すブラッター会長の次期会長選における同地域からの支持獲得ともとられており、最低でも10か国からの支援が得られると予想される。
CONCACAF会長を含め、同連盟に加入する各国サッカー協会会長はブラッター会長の支持を訴えており、5月29日に行われる会長選に向けて大きなアドバンテージを得たようだ。
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