「クロップはCLで戦える個性の強さがある」
イングランドのクラブを再びCLの終盤戦まで導き、再び大会を制することができる力を持ったイギリス人監督は、現時点では存在しないと思う。こう言い切ってしまうのは喜ばしいことではないが、残念ながらそれが今の現状だ。
将来的には変化が訪れることを願ってはいるし、私の友人でもあるライアン・ギグスがルイス・ファン・ハールの下で学んだ後、どこかの時点でマンチェスター・ユナイテッドの手綱を受け継ぐことも強く期待している。
CL準々決勝が盛り上がった1週間を終えると、イングランドのサッカーはさらに後れを取っているように感じられた。火曜日のビセンテ・カルデロンでのアトレティコ・マドリー戦の前半にレアル・マドリーが見せたプレーに対して、生き延びることができるイングランドのチームがあるとは思えない。アトレティコも耐え抜くのが精一杯だった。
クロップにはここで戦える個性の強さがある。彼は過去に優れた選手たちも獲得してきた。自分について何か書かれたり言われたりすることも気にしないようだ。過去数年から今に至るまでチーム最高の選手たちの流出が続き、その多くをバイエルンに奪われながらも、彼はいつも対処することができていた。プレミアリーグに恐れを抱く必要は全くないはずだ。