クロップに最大限の尊敬を払うドイツ紙
そう苦しみ抜いた末に決断を下したクロップに対して、ドイツ各紙は嘲るようなところはない。最大限に尊敬の念を払っている。敬愛、とも言い換えられるかもしれない。
ビルト紙は「1つの黄金時代の終わり」と記した。キッカー紙は「多くの感情を呼び起こす辞任」と記して、トーマス・ヘネケ氏の巻頭コラムでは「尊敬すべき一歩」としている。
ルールナッハリヒテン紙は「大きな時代が終わるークロップ:BVBは“変化を必要としている”」と見出しを付け、ルールナッハリヒテン紙は「ボルシア・ドルトムントではシーズンの終わりに向かって1つの大きな時代が終わりへと向かう。昨日クロップはエモーショナルな記者会見で、7年の後の辞任は彼とクラブにとってベストの契約解消だということを説明した」としている。
ライニッシェポスト紙は見出しを「本物の愛による務め」としている。スードドイチュツァイトゥング紙は「試合終了のホイッスル」として、「永遠の愛になりそうだった:ユルゲン・クロップとボルシア・ドルトムント」と記した。いずれもドルトムントのキャッチ・コピーである「Echte Liebe(本物の愛)」をもじったものだ。
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