チェルシーは少数精鋭で優勝を狙う【写真:Getty Images】
プレミアリーグで首位を快走するジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーは、リーグ内でも最も少数精鋭で戦っているチームのようだ。
15日付のイギリス『デイリー・スター』によれば、今季モウリーニョ監督がピッチに送り出した選手は全部で22人。これがプレミア最少だという。
この数字をライバルチームと比較してみると、アーセン・ヴェンゲル率いるアーセナルは29人と、チェルシーを大きく上回っている。
また、そのアーセナルよりも多いのはわずか2チームのみ。降格圏に沈むQPRが31人。そして、序盤から負傷者が続出したマンチェスター・ユナイテッドが32人で、リーグ最多となっている。
さらに、チェルシーはここまでのリーグ戦に出場した22選手(31試合)のうち、プレー時間が合計1000分を超えているのは、全試合フルタイム出場継続中のジョン・テリー、ブラニスラフ・イバノビッチ、全試合先発のエデン・アザールら11選手のみ。
アーセナルでは、出場29選手(32試合)のうち17選手が1000分以上の出場時間を得ている点と比較すれば、チェルシーがいかに固定されたメンバーで戦っているかを物語っている。
モウリーニョは以前からチームを少ない人数で構成することを好む監督と知られている。04年から07年までのチェルシー第一次政権時には「私は少数精鋭を好む。21人プラスGKだけで、それ以上はいらない」というコメントを残していた。
クラブの公式ウェブサイトによれば、現在チェルシーからローンで他クラブへ貸し出されている選手は27人にも及び、今季リーグ戦で起用された人数よりも多い。
プレミア制覇まであと一歩と迫るチェルシーだが、どうやらその層の厚さもプレミア一と言えそうだ。
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