【パリ・サンジェルマン 1-3 バルセロナ　CL準々決勝1stレグ】

　チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグが現地15日に行われ、フランスのパリ・サンジェルマン（PSG）はホームでスペインのバルセロナと対戦した。

　グループステージに引き続き、今季3度目の対戦となる両チーム。12-13シーズンの準々決勝でも顔を合わせており、その戦績は1勝1敗2分の互角となっている。尚、PSGはMFマルコ・ヴェッラッティとFWズラタン・イブラヒモビッチが、バルセロナはDFダニエウ・アウベスが出場停止。

　両チームの先発メンバーは以下の通り。

パリ・サンジェルマン（4-3-3）
GK：サルバトーレ・シリグ
DF：チアゴ・シウバ、マルキーニョス、マクスウェル、グレゴリー・ファン・デルヴィール
MF：ヨアン・キャバイエ、ブレーズ・マテュイディ、アドリアン・ラビオ
FW：ハビエル・パストーレ、エディンソン・カバーニ、エセキエル・ラベッシ

バルセロナ（4-3-3）
GK：マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン
DF：マルティン・モントーヤ、ジェラール・ピケ、ハビエル・マスチェラーノ、ジョルディ・アルバ
MF：イバン・ラキティッチ、セルヒオ・ブスケッツ、アンドレス・イニエスタ
FW：ルイス・スアレス、リオネル・メッシ、ネイマール

　試合が始まると、バルセロナがボールを保持し、PSGがカウンターを狙う構図が浮かび上がる。

　最初の決定機はPSG。8分、マテュイディが左サイドの崩しからエリア内にボールを送るも、パストーレがクリーンヒットできず決定機を逸する。

　バルセロナは14分、エリア手前中央でボールを受けたメッシが左足でゴールを狙うもポスト左に当て得点ならず。

　試合の主導権を握るバルセロナは、18分に先制する。メッシが中央のスペースでボールを受けると、ドリブルで持ち込みエリア左に絶妙なタイミングでスルーパスを送る。するとフリーのネイマールがGKとの1対1を制し、鮮やかにゴールを決めた。

　PSGは失点直後に負傷のチアゴ・シウバに代えて故障明けのダビド・ルイスを投入。

　PSGは28分、カウンターから左サイドを突破したラベッシが中央の広大なスペースにパス。そこへ走り込んだカバーニがシュートに持ち込もうとするもマスチェラーノがカバーしチャンスを生かせず。

　37分にはマテュイディのクロスにカバーニが左足で合わせるも力無いシュートに終わる。

　バルセロナは43分、スアレスが敵陣でD・ルイスからボール奪取し、ループシュートを放つがGKに守られる。

　前半はバルセロナが1-0とリードしてハーフタイムを迎える。

　後半が始まると、PSGが攻勢をかける。48分、マクスウェルのインターセプトから最後はパストーレが右足シュートを放つもGKに阻まれる。このプレーでイニエスタが負傷し、直後にシャビと交代する。

　同点に追いつきたいPSGは65分にラビオを下げてルーカスを投入。

　しかし、試合を動かしたのはバルセロナだった。67分、味方の縦パスに抜け出したスアレスが、D・ルイスをかわし、マクスウェルを体で押さえながらシュート。相手GKは左手で触るもボールはゴールマウスに吸い込まれ、個人技から得点をもぎとった。

　69分、カバーニが左CKからのセカンドボールに戻りながらボレーシュートで合わせるもGKのセーブにあう。

　バルセロナはラキティッチからマテューに代えて守備の強化を図る。

　すると、バルセロナは決定的な3点目を挙げる。79分、スアレスが間延びしてきたスペースを使い、中央でワンツー。ドルブルでD・ルイスの股を抜くと、ゴール右上に叩き込む。

　PSGは82分、ファン・ディルヴィールのミドルシュートがマテューに当たりネットを揺らす。

　試合はPSGの反撃も実らず、バルセロナが3-1で勝利した。

　2ndレグは21日にバルセロナのホームで行われる。

【得点者】
18分 1-0 ネイマール（バルセロナ）
67分 2-0 スアレス（バルセロナ）
79分 3-0 スアレス（バルセロナ）
82分 3-1 ファン・ディルヴィール（PSG）

【了】