クロップ監督の退任を惜しむハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO【写真:Getty Images】
MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントは現地時間15日、ユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することを発表した。
ドルトムントは同日午後に緊急記者会見を開き、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)クロップ監督が出席。ヴァツケCEOがまず初めに退任発表とクロップ監督への感謝の気持ちを述べている。
今季の不振から解任の噂が浮上しても同監督を信じ続けたヴァツケCEOは、クロップ監督の自らの決断に動揺しつつも、最終的には同監督の意思を尊重した。
同CEOは「信じられないような成功を収めることが出来た7年間だったが、我々は今季終了後に別れる決断をした」と、冒頭で明かした。
ヴァツケCEO、ツォルクSD、そしてクロップ監督の3人で話し合い、決めたことだと話しつつ、「我々はBVBによって、信頼と友情という特別な関係で持つことができた。みんなとても辛い気持ちだ。ここで成し遂げた信じられないような成功の数々と一緒に仕事をできたことを我々は永遠に感謝する」と、感謝の意を示している。
そして個人として「今この瞬間、私を慰められるのは唯一、我々の間に築かれた友情が続くということだ。何も言うことはできない」とクロップ監督とハグを交わした。
また、契約延長問題に揺れるMFイルカイ・ギュンドアンは個人の『ツイッター』を通じ、「4年間ありがとう、クロップ!僕はこの時間を絶対に忘れない」と、ドルトムントで指導を受けたことを感謝している。
また、同様にDFマッツ・フンメルスも『ツイッター』で「素晴らしい時間は終わってしまった。私は常にユルゲン・クロップと共にある」と、綴っている。
後任についての発表は無かったが、「(クロップ監督に)敬意を欠く。何かあれば、また違う形で発表する」と、7年間クラブに尽くしてきたクロップ監督へ最大限の配慮を示した。
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